モリカズキの一粒万倍

毎日ひとつくらい種を植えていきたいなと。

用例採集しました。「w」は「笑いを意味する文字」です。

最近「舟を編む」という映画を見たばかりだからか、こんな記事が目に止まった。

【速報】国語辞典に「w」が「笑うことをあらわす文字」として遂に掲載されるwwwwwwwwwwww:ハムスター速報

言葉は自体とともに変化する。新しい使われ方も増えるし、誤用が一般的になってしまい意味が変わることも多々ある。その度に辞書をアップデートする必要がある。

なぜ「w」を追加したのかよく分からない。もしかしたら「w」だけじゃなく、多くのネットスラングが登録されているのかもしれない。ただ気になるのは、ウェブサイトを見ていて、語尾の「w」が気になるからって辞書で「w」を引く人がいるんだろうかという点。いようがいまいが載せとくのが辞書の機能としての役割である、って言っちゃえばそれまでか。

舟を編む」って映画の序盤で、「右」という言葉を説明させるシーンがあって、たしかに「右」の説明は難しいなとそのとき思った。「右って言ったら右じゃないですか、ほら茶碗を持つほうが左手で、箸を持つほうが右手」などと言いたくなるがそれでは左利きの人にとっては「左」が「右」になってしまう。

舟を編む」主人公の馬締くんは、「西を向いた時に北にあたる方向が右」みたいな感じで答えてて、なるほどなと思った。「この辞書のページの偶数が書かれている方」という辞書もあるらしい。でもこれじゃ、パソコンで見ていたらわからないね。

何年もかけて辞書を作った人がいて、何年もかけて辞書をメンテナンスし続けている人がいるってことは素直にすごいと思うし、感謝したい。映画みたいに、用例採集てのを日々やっている人がいるんだよね。ほんとすごいと思います。

頑張って更新し続けてほしいものです。

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